【ジンジコラム】
2022/11/10

実は重視した方が良い!?会社の「人事制度」~episodeⅠ~

こんにちは。人事部・制度チームです。
今回は、アイソルートの人事制度についてお話してほしいとお声をかけていただきましたので、張り切ってお伝えしていこうと思います。よろしくお願い致します!

【自己紹介】
2006年4月新卒入社。教育部門の営業職で入社→人事部採用担当→人事部制度担当(現在)
学生時代は生理学専攻。研究対象は黄色ショウジョウバエ。(ハエや蚊は素手かつ秒でキャッチできる)
家族は、夫と小学生の子ども2人。新婚旅行はケニア。レコード収集が趣味。
産休も育休も時短もフルタイム復帰もアイソルート第一号。(←入社して「ルールがなければつくる精神」獲得)

さて、第一回目のテーマは【人事制度で何が分かるのか?】です。

皆さんは「人事制度」と聞いて、どのようなイメージが浮かびますか。
もしかしたら、堅苦しい話をイメージされた方や「正直、あんまり興味ないな…」って思った方もいらっしゃるかもしれません。

ですが!!
実は、会社選びをしている皆さんの「知りたい情報」がぎっしり詰まっているのが「人事制度」です。

上の図からもわかる通り、
人事制度とは、企業が人材を管理するための仕組み全般のことをさします。
そして、一般に人事制度のメイン軸になるのが「等級制度」「評価制度」「報酬制度」です。

等級制度は、社員を区分し、業務を遂行する際の権限や責任を示したものです。
そのため、等級制度を理解することは「その企業の求める人物像を理解すること」に等しく、キャリア形成の視点でもとても重要な指標になります。

評価制度は、企業として「どのような人材を評価したいか」を表現したものです。
評価制度が正しく機能すると、評価される側と評価する側で「何をどの程度行えば、どのような評価になる」という共通認識をもちやすく、お互いに納得感のある評価につながるというメリットがあります。

報酬制度は、企業が従業員に支払う報酬のルールを定めたものです。

これら3つの制度が正しく設計され連動した運用がされると、社員は企業の求める人材を理解しやすくなり、評価があがる。評価が上がれば、等級や役職があがり、給料もUPする!という具合に、良い循環が生まれます。
このように、組織を作っていく上でも重要な役割を担っているのが人事制度なのです。 


そして、もうお気づきの様に、
「会社がどのような人材を求め、どのように人材を評価し、どの程度の報酬を支払うのか」 
という人事制度に込められたメッセージこそ、就職活動中、転職活動中の皆さんに、
ぜひ注目していただきたいのです! 

メッセージをキャッチし、入社後の自分のキャリアパスを描く上での、確かな「情報」として活用した頂けたらと思っています。

ここからは個人的な意見ですが、採用担当に「何か質問ありますか?」と聞かれた時に、平均年収や初任給を聞くよりも、人事制度について詳しく説明してもらった方が、正直皆さんにとってプラスがあるんじゃないかな、と思うほどです。

仮に平均年収を質問しても、なにせ“平均”ですから、当然低い人も高い人もいます。標準偏差とセットで公表していることも少ないので、バラつき度合いもつかみにくいです。
そもそも、自分がどのような評価でどのような報酬が得られるかは、入社してみないとわかりません。

一方、会社がどのような人材を求め、どのように人材を評価しているのかを知った場合、会社に求められる人材像が、自分にとっても魅力的と思えるかどうかを確認したり、会社の評価するポイントや報酬の決定方法に納得できそうかをイメージすることが出来るので、ミスマッチの防止になりやすいのではないかと思います。

そして、自分がきちんと納得して決めた道(会社、仕事)ならば、きっと自分自身の成長に集中できそう!!という人も多いのではないかなと考えています。

人事制度を設計する際には、人事担当者だけでなく経営層が関わるケースが多く、制度の細部の至るところに“社員へのメッセージ”が込められていることがほとんどです。 

ですから、今後はぜひ、
“人事制度に込められたメッセージ”を知ることが、“納得のいく会社選び”に繋がっていくかも! 
という気持ちで「人事制度」に注目してもらえたら嬉しいです! 

ということで、今回は以上です!

次回は…
【アイソルートの人事制度にはどんなメッセージがこもっているのか?】というテーマでお届け予定です。
アイソルートの社風をよく表している人事制度のポイントを、いくつか紹介できたらと思っています。
お楽しみに! 



カテゴリー: ジンジコラム
タグ:, ,