【社員インタビュー】
2024/08/23

チーム責任者インタビュー#18~「私たちの仕事は、ただプログラムをつくることではない」~

こんにちは!キャリア採用チームの古田です。【自分の手でビジネスを生み出せる環境】や【はたらく社員の人柄】に惹かれて入社する方が多いのが、アイソルートの特徴の一つです。そこで今回、各チームの責任者にインタビューを行い、アイソルートの第一線で活躍するメンバの「これまでのキャリア」、「胸に秘めた熱い想い」や「チームの魅力」など、気になるところをたくさん聞いてみました。記事を通じて、皆さんにアイソルートの “リアル” をお届けしていきます!

今回は、この方です!

システムサービス本部 第1部所属 次長
K.I.さん/1999年入社

まずはK.I.さんについて教えてください!

システムサービス本部の中にある5つの部署の1つ、第一部の責任者をしています、K.I.です。アイソルート歴は25年で、会社の創業期から参画しています。出身は新潟県で、小学生から中学生くらいにかけてパソコンなどの機械に触れ、興味を持つようになりました。当時は読者が投稿するプログラムが掲載されている雑誌を見て、自分でゲームを作成したり、ファミコンのコントローラーを改造して連射機能スイッチをつけたりして(笑)遊びながら、楽しんで学んでました。

大学卒業後は、ナノテクノロジーを勉強したくて富山大学の大学院に進学しましたが、恩師が病気で急遽他界され、研究がストップしてしまったことを契機に東京へやってきました。同時期に実家の稼業が経営困難な状況になったことも相まって、まわりの状況や環境に左右されることなく、「自分の未来は自分の力で切り拓いていけるようになりたい」と強く思ったのがこの時期です。 

なるほど…大学卒業以降は波乱万丈な時期もあったのですね。アイソルートとの出会いはその時期とも重なると思いますが、どういった経緯で入社されたのでしょうか?

そうですね。上京してソフトウェア系の企業に入社したのですが、「なんだか”社会人”という決められたレールに乗っていては、成功も失敗もしないな」みたいな感覚はどこかにあったんですよね。ちょうどその時期に、現在の社長や役員を含めたアイソルートの前身となる企業の創業メンバーが運営する勉強会に参加していたんです。そこで野田社長や専務と話しているうちに、「ここで働いたら楽しいだろうな」「自分の力で何かを成し遂げる力がつく会社だろうな」と感じ、まずはアルバイトとして入社しました。そこから正社員になり、営業職としてキャリアをスタートしました。そこからエンジニアを経て、現在に至ります。

私は、キャリアの中でSE以外にハードウェア領域や営業など様々な経験をしてきましたが、現在はソフトウェア開発部門の責任者をやっています。どんな学生時代、どんな社会人としてのスタートを切っていたとしても、本気で取り組めばそれなりに勝負できるようなキャリアを作っていくことができるんだというのを実感しています。大体のことは本気で取り組んだほうが面白いですからね。そう思わせてくれた経営陣達との出会いや、アイソルートという環境にありがたみを感じています。 

人や環境との出会いもありますが、何より「本気で取り組むこと」でご自身の手でキャリアを積み上げてこられたのですね。では、現在担当されている業務についても教えていただけますか?

大きく2つのチームについて紹介します。 1つ目は、映像放送業界で使われるコンテンツ管理ソリューションの構築です。もう1つは、AI・RPA分野を狙っていくためのPower Platformの普及活動支援、DX促進活動です。 

まず、コンテンツ管理ソリューションでは都内のいくつかのテレビ局さん、キー局ですね、で使用されるニュース素材の管理や編集をするシステムを構築します。タイミングが良いと客先であるテレビ局にいってテストを実施しますので、お客様の生の声や普段私たちが構築したシステムがどのような場面で使われているのかを体験することができます。 

次にPower Platformの普及活動支援。これはMicrosoft社のRPA製品であるPowerAutomateやPowerAppsを駆使してお客様のDX化を促進させる支援を行っています。AIやRPAは昨今話題のテクノロジーですが、まだ実際の業務で使われている割合は多くありません。そこを我々が介入し、お客様自身も使いやすいように手直ししたりマニュアルなどを作成したりします。この領域は、今後さらに広げていきたいと考えています。

時代の変化に対応し続ける映像放送業界への支援と、最新技術を使いたくてもまだ使いこなせていない企業への支援。どちらもやりがいのある領域ですね!では次に、現在のチームの特徴についても教えてください!

チームの人数は6名です。映像放送業界向けのソリューションチームと、Power Platformの普及活動支援それぞれ3名ずつです。いずれのチームもマネージャーが1名+リーダ含めたメンバー2名という構成になっています。チームの特徴を一言で表すと「カラーが様々な人たちの連合軍」ですかね。

マネージャー陣について紹介すると、マネージャーは両名ともいわゆるプログラム大好き人間です。そのためプログラムの書き方や設計書の書き方については、適切な指導が行われているチームだと自負していますね。実際はプログラムや設計書をメンバーに書かせてみて、それをマネージャーがチェックして補正していくという流れを通じての、技術面での指導を実施しています。 良く食事に行くKマネージャーは「I次長、また美味しいお店見つけたんですよ」って定期的に声をかけくれます。僕は完全に飯マネジメントされてると思っています(笑)Aマネージャーは、こだわっているものが多い印象で、私生活でも部屋には観葉植物を置き、生豆からコーヒーを焙煎して飲んでいるらしいですよ。皆落ち着きはありつつ、趣味や性格などバラエティに富んだ面々が揃っているチームです。

マネージャー陣を筆頭に個性豊かなチームですね!メンバーの皆さんにも、色々とプライベートの話も聞いてみたくなりました。そのようなチームで仕事をする上で、K.Iさんが大切にしている考えは何ですか?

「より良いものを創り出していこう」というスタンスです。 私たちが作成するプログラムや設計書は、ある側面では私たちの作品です。この作品の対価としてお客様にお金をいただいていると考えるなら、作成者として自信が持てる作品を提供し、お客様に満足していただきたいものです。 

私たちが作るプログラムや設計書は、”システム”または”ソリューション”と呼ばれます。これらはお客様の要望ありきで作成するものであり、自分勝手なモノを作るわけには行きません。ですが、誰かに指示されたものを機械的に作っていくのでは、仕事として面白味がありません。お客様からの要望に応えつつも、お客様が「それは気が付かなかった、ぜひ貴方の提案されたやり方でやりましょう」なんて言ってもらえたら嬉しいですよね。そういう仕事をしていきたいと、常日頃考えています。

お客様の期待を超える価値を提供していくということですね。お客様にそのように言っていただくには、どういったことが必要なのでしょうか?

単にプログラムや設計方法だけを勉強しても、お客様の胸に刺さるような提案はできません。私たちの仕事は、単にプログラムをつくることが仕事ではないです。忘れてはいけないのが「ソフトウェアをプログラムして、お客様の働き方の変革のお手伝いをして、新しい価値を作り出すこと」が私たちに求められていることなのです。お客様の業務内容や経営状況、経済などの勉強も必要です。なぜならば、お客様はシステムまたはソリューションが欲しいのではなく、「システムまたはソリューションを使って、何かを成し遂げたい」と考えているからです。つまり、お客様にとってより良いものというのはプログラム、設計書またはシステムやソリューションとは限らないのです。そこを一緒に考え、提案に繋げていくことが重要です。

とは言え、これはかなり高度なスキルです。第一歩は、適切なプログラムを作れるように、先輩の指導を素直に一生懸命こなすこと。まずは、ここからですね。 

環境や場所が変わっても活躍できるエンジニアを目指す上で、重要になる考えですね。では、K.I.さんの仕事のやりがいについても教えてください!

やりがいは、自分たちの仕事の意義が見えたときですかね。

1つの例をお話ししますが、前提としてどの仕事にもそれぞれのストーリーがあることを念頭に聞いてください。 映像放送業界の話です。日本にテレビ放送が普及し始めたのは1940年頃です。テレビが一般家庭に普及し、一家に一台から一人に一台になり、アナログ放送がデジタル放送に代わりました。で、地上波だけでは足りなくなり衛星放送も始まった、、、と思ったらインターネットの爆発的な普及によって、テレビよりもYoutubeやTikTokのようなコンテンツサービス、NetflixやAmazon Primeなどのサブスクリプション動画サービスが台頭するようになり、テレビ放送はユーザーが細りゆくサービスか?というのが一般的な認識かと思われます。

しかしその一方で、日本のアニメなどのコンテンツが海外で驚くほどの影響を与えていることはご存知ですよね。日本のアニメで育った外国の子供たちも増えてきています。こういう時代背景の中、私たちが提供している「コンテンツ管理ソリューション」の需要が高まっているのは何故か?その先にある映像放送業界の戦略は何か?、などが分かり繋がってくると、今私たちが携わっている仕事が何のためにあるのか、というのが分かるときがあります。この時にめちゃめちゃやりがいを感じますね。 ここら辺の深い話はまたどこか別の機会で。

企業理念にある「人類の未来への貢献」を目指す私たちにとって、歴史や時代背景も深めてお客様の戦略を理解することが大切だと分かりました!ありがとうございました!最後に、アイソルートに興味を持っていただいている皆さんに向けて、メッセージをよろしくお願いします!

私たち、アイソルートのシステムサービス本部という部門は、名前のとおりシステムをサービスとして提供する部門です。様々なテクノロジーや技術を武器に、事業を営んでいく部門です。当然一定のプログラミングのスキルは求められますが、仕事を通じてスキルの向上を狙うこともできますし、設計やシステムの構築スキルなども同様に、業務の中で磨いていくことは可能です。

ですが、私たちはプログラマーやエンジニアである以前に、ビジネスを営んでいるということを忘れないでほしいですね。ビジネスとは、「三方よし」「WinWinの関係」などといわれるように、全ての人に価値を供給することを言います。すなわち、関係者全員が価値を得ることができる状態をつくれるエンジニアを目指してほしいです。アイソルートで”ビジネスとしての”プログラミング、設計、システム構築を身に着けたいという方、ぜひお待ちしています。

ありがとうございました!

他の社員インタビューはこちら