XR Kaigi 2025に行ってきた！最新XR技術と注目展示をレポート
XRをテーマにした国内最大級のカンファレンス「XR Kaigi 2025」のエキスポに参加したので、体験してきた内容をレポートにします！
はじめに
この記事は アイソルート Advent Calendar 5日目の記事です。
こんにちは。クラウドソリューショングループのyamasaki.sです。
目次
XR Kaigiとは？
バーチャル領域（XR/メタバース/VTuber/空間コンピューティング/デジタルツイン/アバター等）の担い手に向けて「共有し、繋がり、高め合う」を目的に開催する国内随一の業界カンファレンスです。
特に、実際にデバイスを着用して体験できる展示が多く、「最新のXR技術がどこまで進化しているのか？」を肌で感じられるのが大きな特徴です!
注目展示
エキスポでは多くの展示がありましたが、その中でも特に印象に残った3つをピックアップしてご紹介します。
Xreal S1
12/1(月)に発表されたXreal S1を、翌日のエキスポ会場で早速体験してきました。
外観はXreal Oneと近い印象でしたが、注目のAIによる3D化機能は想像以上のクオリティでした。
特定のフォーマットに縛られず、Xreal S1に接続するだけで動画やゲームが3D表示になるとのことで、普段見ている映画やアニメが立体的に見え、より臨場感のある体験ができそうです！
MiRAZA
MiRAZAは2024年のエキスポでも体験しましたが、今年は細かなアップデートが加わっており、使い勝手がさらに良くなっていました!
特に感じた点としては、
・6DoFの位置ずれが明らかに小さくなっている
・移動時にも初期位置とのズレがほぼ感じられない
・グラス型デバイスとしてはハンドトラッキングの精度が優秀
といった部分で、確かな進化を実感できました！
高精度VPS(Visual Positioning System)
VPSはその名の通り、画像情報をもとに位置を特定する技術です。
従来は、撮影された画像から凹凸や特徴を抽出して位置を推定する手法が一般的でしたが、特徴の少ない場所では精度が大きく低下してしまう課題がありました。
今回紹介されていた高精度VPS は、LiDARによる点群情報を組み合わせることで、凹凸や特徴が少ない場所でも高い精度で位置推定が可能になっています。
地下鉄や駅構内、イベント会場のようなGPSが使えない環境でも、ルート案内や情報表示など、幅広い活用が期待できそうだと感じました！
さいごに
「XR Kaigi」への参加は今回で3回目になりますが、最新の技術やソリューションに触れられる貴重な機会で、毎回たくさんの刺激を受けています。
今回ご紹介したもの以外にも魅力的な展示が多く、オンラインで公開されているセッションでは非常に学びの多い内容が多数ありました。
セッション動画はYouTubeに公開されていますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください！
