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BLOG 開発者ブログ

2026年2月10日

Azure Monitor Agent のVMログ収集を検証してみた(Windows / Linux / カスタムログ)

Azure Monitor Agent 概要
こんにちは。システムサービス本部IPコミュニケーショングループのfujimori.tです。

Azure からは、仮想マシン上のさまざまな情報を収集する、「Azure Monitor Agent」が提供されています。
Azure Monitor エージェントの概要

この記事では、Azure Monitor Agent を用いた監視を実際に行い、動作や振る舞いを見ていこうと思います。

目次

用語の確認

Azure Monitor
Azure で提供されている監視サービス群です。後述する「Log Analytics」、「Azure Monitor Agent」も Azure Monitor の一部です。
Azure 上にデプロイしたサービスのログや変更履歴、アプリや VM 上の正常性などを統括的に監視することができます。

Log Analytics
Azure Monitor で提供されているログ分析サービスです。
収集したログを Microsoft の提供するクエリ言語で集計 / 分析することができます。

Azure Monitor Agent
Azure Monitor で提供されている、後述する「データ収集ルール」に従い VM 上からイベントログやパフォーマンス情報等を収集するサービスです。
収集したデータは Microsoft SentinelMicrosoft Defender for Cloudなどで利用することもあります。

データ収集ルール / データ収集エンドポイント
それぞれ、Azure Monitor Agent が
・何のログを収集するか
・ログを送信する経路
を定義します。

前提

監視対象のマシンは、Azure (Microsoft) と通信できる必要があります。外部ネットワークから完全に遮断された環境では、エージェントを使用することができません。

検証の構成

今回の検証環境は以下の構成です。
Azure Monitor Agent検証構成図

インストール・設定事項

Azure Monitor Agent インストール

今回は、Azure VM (Windows Server・Linux マシンの双方) に、Azure Monitor Agent をインストールしていきます。
データ収集ルールを各マシンに関連付けを行うと、自動で Azure Monitor Agent がインストールされます。
Azure Monitor Agent が自動でダウンロードされる様子
関連付けたルールに定義された規則に従い、各マシンからログやデータを収集します。

注意事項

Azure Monitor Agent は、データ収集ルール で定義されたルールをもとに、データの収集を行います。
Azure Monitor Agent で収集できるログのうち、
・カスタム JSON ログ
・カスタム テキスト ログ
については、収集先の Log Analytics に あらかじめカスタムテーブルを作成しておく必要があります。
Log Analytics にカスタムテーブルを作成する様子

設定

今回は、
・Windows イベントログ
・Linux Syslog
・カスタム テキストログ
の3種類のログを収集します。
データ収集ルールに設定したルール
カスタム テキスト ログについて、上記画像に記載のルールを入れております。

動作確認

Windows イベントログについて、作成した VM 上から Application ログを発生させ、Log Analytics 上で確認します。
Application ERRORログを発生させる様子
Log Analytics 上で確認する様子

Linux Syslog についても同様に、作成した VM 上から Syslog を発生させ、Log Analytics 上で確認します。
Linux VMからsyslog を発生させる様子
Log Analytics 上で確認する様子
それぞれのログについて、Log Analytics 上で確認することができました。

最後にカスタムテキストログについて、収集される様子を確認していきます。
カスタムテキストログを発生させる様子
Log Analytics 上で確認する様子
それぞれのログについて、Log Analytics 上で確認することができました。
なお、公式ドキュメントに記載の通り、大量のカスタムテキストファイルを同時に監視することは、推奨されておりません。
弊環境では、Linux マシンのカスタムテキストについては 同時に 538 ファイル以上監視するとき、Azure Monitor Agent (内部のfluent-bit) が不安定になる挙動を確認いたしました。

おわりに

Azure Monitor Agentのログ監視を試してみました。
実運用では、出力されたエラー強度やログ内に含まれるメッセージを用いて、アラート通知やメール通知をセットで実施するケースもあります。
本記事がクラウド環境にてアラートの一元管理を行うための一助となれば幸いです。


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