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2019年12月18日

【Dynamics365】CRMとポータルサイトの連携!ポータルアドオンの概要とその所感

CRMとポータルサイトを連携させたい!といった要望は意外と多いんじゃないでしょうか?
 
例えば
・CRM上に存在する製品情報を一部の顧客ユーザーに見せたい
・CRMで管理している営業案件の情報を、パートナー企業と共有したい
などなど。
 
Dynamics365の場合、上記の課題を解決する手段の一つとして
ポータルアドオンの導入が考えられます。
 

 
この記事は アイソルート Advent Calendar 2019 18日目の記事です。
 
こんにちは!
エンタープライズビジネスグループ3年目のnemoto.rです。
 
今回はDynamics365のアドオンの一つ、ポータルアドオンの概要と
実際に使ってみた際の所感をお伝えしたいと思います。
 

もくじ

1.ポータルアドオンとは?
2.良いと思った点
 2-1.追加コスト不要で利用可能
 2-2.顧客情報の収集に役立つ
3.微妙だなと思った点
 3-1.カスタマイズ方法の習熟に時間がかかる
 3-2.CMSとしての機能はまだ弱い
 
 
 

1.ポータルアドオンとは?

ポータルアドオンとはDynamics365上でポータルサイトを作成、管理することができるようになるアドオン製品です。
 

一例として下記のようなことができるようになります。
・Webページの作成
・外部のユーザーがポータルサイトを利用するための、アカウントの作成や管理
・Dynamics365の情報をWebページに配置
・画像コンテンツや、入力フォームをWebページに配置
・Webカタログ等のファイルダウンロードページの作成
 
このアドオンを導入することでDynamics365のライセンスが付与されていない
外部のユーザーにも、CRM上に存在する製品情報を提供したり
CRMで管理している営業案件の情報を共有できるようになります。
 
次に、このポータルアドオンを実際に触ってみて感じた
良いと思った点、微妙だなと思った点をお伝えできればと思います。
参考までに。よろしくお願いします!
 
 
 

2.良いと思った点

2-1.追加コスト不要で利用可能

Dynamics365 Customer Engagement Planのライセンスを購入していれば
下記の条件付きでポータルアドオンを無償で利用することができます。
・クラウド版のDynamics365であること
・ページビューが 100万回/月 以内であること
・作成するポータルサイトは1つだけ
 
ポータルサイトの作成、管理もDynamics365の管理ページからGUIベースで操作できるため
自身でWebサーバーや、データベースを用意する必要もありません。

 
 
 

2-2.顧客情報の収集に役立つ


外部のユーザーに、ポータルサイトを介して、Dynamics365にデータを登録させることが可能なので
お問い合わせフォームに入力された情報を、潜在顧客情報としてDynamics365に自動で取り込む仕組みを作ることができます。
 
どこの企業の誰から、どんなカテゴリのお問い合わせが来ているか、といった
分析データを溜めこむことで、Dynamics365の営業支援ツールとしての側面をさらに強化することができます。
 
このへんに関しては開発にも時間がかからず
ほぼノンプログラミングで実現できたので
ポータルアドオンの強力なメリットの一つだなーと感じました。
 
 
 

3.微妙だなと思った点

3-1.カスタマイズ方法の習熟に時間がかかる

Webページを作成する際に
ポータルアドオンに元から用意されているテンプレートから
使いたいレイアウトを選んで作っていくような方法をとれば問題ないのですが
自由なレイアウトでWebページを作ろうとすると
知っておかなきゃならないポータルアドオン特有の操作が途端に増えます。
 
操作画面もかなり独特だったので、ポータルアドオン運用の開始前に
十分な習熟期間を取ることをおすすめします。
 
 
 

3-2.CMSとしての機能はまだ弱い

CMS(コンテンツ管理システム)としての機能はまだまだ弱いです。
 
代表的なCMSであるWordPressやDrupalに比べるとできないことが多く
操作にも少し癖がある印象を受けました。
 
例えば、アクセス解析や予約投稿などに関しては標準機能に存在せず
どうしてもやりたい場合、軽微な開発が必要になったりします。
 
そのため
・リッチなコンテンツを配置したい
・サイト運営を行うユーザーが頻繁にコンテンツの編集を行う
といった場合はポータルアドオンの利用は適してないかもしれません。
 
とは言ったもの、ポータルサイトから顧客情報を収集できる、というところの恩恵は大きいので
頑張って使いやすいようにカスタマイズする価値も十分あると思います!
 
CMSに関しては今後のアップデートに期待といったところです。
 
 
 

まとめ

簡単なまとめです。
・ポータルアドオンとはDynamics365上でポータルサイトを作成、管理することができるようになるアドオン製品
・Dynamics365 Customer Engagement Planのライセンスを購入していれば、条件付きで無償で利用可能
・お問い合わせフォームに入力された情報を、潜在顧客情報としてDynamics365に自動で取り込むことができる
・独特な操作画面が多く、カスタマイズ方法の習熟には時間がかかる
・予約投稿やアクセス解析が存在しないなど、CMSとしての機能はまだまだ弱い
 
Dynamics365とポータルサイトのコネクタを自前で用意(フルスクラッチ)しようとすると大変です。
上記のポイントをおさえて導入すれば、ポータルアドオンを有効活用できると思います。
 
以上、ポータルアドオンの概要とその所感、でした!
明日はmaruoka.nさんの「Microsoft Learnについて」です。
よろしくお願いします!