どうもこんにちは。システムサービス本部、第3部、部長のananです。
エンジニアリング部門の部長の一人が、珍しくブログを書きます。
はじめに:本日のテーマはエンジニアのキャリア形成について
技術的なテーマが主のアイソルートの開発者ブログですが、本日のテーマは、部長が考えるエンジニアのキャリア形成についてです。
まずはじめにキャリア形成とは:
- キャリア形成とは、自分の人生計画・将来像をベースに、どの様な仕事上のキャリアを歩んでゆくかをイメージし、スキルアップ・経験値アップに取り組み、結果として、立場や役割などが確立され、より満足度の高い仕事の状態を得る、そのプロセスの事です。
みなさん、将来の目標に向かって日々努力してますか?順調ですか?オラオラですか?
こう問われて、「YES!YES!YES!」と答えられる方は素晴らしいですね。
あなたは継続あるのみ。いずれ将来道は開けますので、そのまま行ってヨシです。
でも、わたくし部長は知っています。
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という方々がまぁまぁ、一定数いることを。
そんな皆さんでも、
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という欲求は少なからずあるのではないでしょうか。
キャリア形成したいけど、これと言って具体的な目標イメージが無かったり、うまくいかなかったり。そんな迷えるエンジニア諸氏へ贈る、キャリア形成のために必要なたった一つのルールが本日のお題です。
このルールを守り続ければ、周囲からの期待と信頼が高まり、仕事がうまく回り始め、良いポジションが回って来たり、昇進したりで給料も上がって、やりがいにあふれてきて、いつの間にか目標らしきもに向かって進んでる。そんな風になれる、原理原則みたいなものです。
そのルールとは・・
の前に少し話がそれます。
ある日、立ち止まってしまったエンジニアの話
システム開発会社に新卒で就職して3年ほど経った、あるソフトウェアエンジニアAさんの話。
いくつかのプロジェクトに参加し、勉強もして経験も積んできました。
- Windows アプリの開発チームでコーディングとテストを担当。→ Win32/MFC/C++など勉強して活躍(古い!)
- UNIX/Linux向け対応PJに参画。CI環境と自動テスト環境整備も担当。 → makeとshellを勉強して職人技を発揮。
- 組み込み開発PJへ。→ 組み込み勉強して云々。
- XXXXXXの開発担当へ。→ YYYYとZZZZZZを勉強してhogehoge。
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そしてある日気がつきます。
「・・・・ハッ! 扱うモノ(技術)が変わっただけで、やること変わってネーじゃん。」
色々手がけてソフトウェアエンジニアとしての経験値は積んでいるのですが、実は客観的にみると組織やプロジェクトのなかでの立場はずっと変わっていません。もちろん、自分なりに品質を上げよう、生産性を上げよう、そんな取り組みもやってます。でも周囲から見ると、設計してコーディングとテストの担当者という立場に変わりなく、次はこれやってと仕事を振られ、そしてがんばる日々・・
このAさん、実は以前の私自身のことです。
がんばって来たつもりが、キャリアという意味ではさほど進展が無い。ある日ふとこう考え、立ち止まって空を見上げてしまったわけです。
「俺、このままでいいのかな・・」
それから十数年。今の私なら分かります。当時の私に何が足りていなかったのか。それは・・・
キャリア形成に必要な「ルール」とは、
「より重要な課題に取り組む」。これだけ。
なにそれ当たり前の事じゃん、と言わず聞いて下さい。
このルール推進に必要なステップが二つあります。
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はじめのステップとして、まずは何が重要な課題なのかを認識しなくてはいけません。ちなみに過去の私はというと。
より重要な課題に取り組む、という視点は無かったですが:
- より重要な課題を「見つける」 → まだ技術者として未熟だ。より質の高い仕事。綺麗な設計、スバヤイコーディング、品質バッチリにならねばならない。
- より重要な課題を「解決する」 → もっと勉強。実践で経験を積む。
めちゃ大事です。エンジニアとしては必須条件です。
が、結果的に立ち止まって空を見上げてしまいました。これだとキャリアを作るための「より重要な課題」では無いようです。では、どんなものが「より重要な課題」なのでしょう?
そこで答えです。
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具体例として、私の当時を振り返って、上記の条件に当てはまる、私が取り組んでいれば何かが変わったかもしれない、より重要な課題を掘り起こし、解決策を考えてみます。
ケース:所属する開発チームは、毎度だいたい納期近くになって炎上気味、遅延遅延で残業しまくり生産性低下。
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当時の私は、あふれたタスクをさばく要員で、自分の知識と経験の無さにモット勉強せねばと考えていました。が、「そもそも」どうしてそういう状況になるのか、「根本的」に解決すべきは何か、と考えるべきでした。
また実は他のチームメンバは、Nさんへの業務の集中に気がついていましたが、ベテラン先輩に配慮しつつ甘えて、「だれも手を出さない」状況だったのです。
決裁者・責任者であるプロマネにとっても、解決できたらメリットしか無い事案です。
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より重要な課題は、自分の役割を超えた権限が必要になることが多々あります。上記の例にように自分でできる事をやり、また上司や責任者、周囲のステークホルダーにやるべきと提案するだけでも良いです。自分だけでは解決できない事も沢山ありますので、協力してもらいましょう。
さて、「より重要な課題に取り組む」というルールを守り、行動を続けるとどうなるか。
そうです。言わずもがな、キャリアの階段を登る仕事がやってきます。それがあなたの次のメインの仕事になっていきます。そしてまた次の重要な課題を見つけて・・、この繰り返しは、組織内でも、顧客にとっても、代えがたい重要なポジションへあなたを押し上げてくれるはずです。自信にあふれる将来のあなたが見えますよ。
さて、長くてすみません。まとめです。
お題:エンジニアのキャリア形成に必要なたった一つのルールとは。
答え:「より重要な仕事」に取り組む。
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この記事をイイネと思ってくれたそこのあなた。
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