AWS資格試験を受けたから、その経験を伝えたい
「AWSの資格試験を受けてみたいけど、雰囲気がわからないし不安だな」と感じているあなたに、
自宅でもテストセンターでも受験経験のある筆者が贈る記事です。
目次
はじめに
こんにちは。クラウドソリューショングループのtakinami.sです。
今回はAWS資格試験にスポットを当ててみようと思います。
AWSの試験では自宅での受験と、様々な場所にあるテストセンターでの受験を選択することが可能です。
それぞれにメリットとデメリットがありますし、特に初めての方はどちらにするべきか迷うこともあるでしょう。
そこで自宅での受験とテストセンターでの受験、それぞれの様子を記事にすることで少しでも雰囲気を伝えられたらと思います。
本記事の内容は私の経験に基づくものであり、必ずしも同じ流れになるとは限りません。
申し込み
受験する場所に関わらず、WEB上から申し込みが行えます。
自分の空いている日程と、テストセンターの空き日程から受験日を決定します。
場所によっては(特に土日は)受けたい日程で枠が埋まっていることがありますので、いくつか日程に余裕がある状態で申し込みに取り掛かると良いでしょう。
以下のページの『試験のスケジュールを立てる』ボタンよりログインすることで、申し込むことができます。
自宅で受験しよう
試験前の準備
自宅での受験において何よりも大事なのは、安定したネット環境と場所の確保です。
特に場所に関しては、受験中誰も人が来ず周りに物がない環境が求められるため、正直なかなかハードルが高いものとなっています。
受験の際にはonVueというアプリのインストールが必要になります。
セキュリティソフトの都合などで動作に影響が出ることがあるようなので、必ず前日までにアプリをインストールし、余裕をもってテスト接続をしておきましょう。
申し込みをするとテスト接続のやり方が案内がされるかと思います。
また、カメラを常時onにした状態での受験となるため、カメラがついていないPCをお持ちの方は用意しておきましょう。
試験前のチェック
試験開始時刻の30分前までには入室しておきましょう。
試験前に監督者によるチェックが行われるためです。
基本的にはチャットでのやり取りになりますが、カメラを使った応答を求められる時があります。
その際こちらの音声は相手には聞こえませんので、指示の内容がわかったらマル、わからなかったらバツといったジェスチャーで返答します。
大まかなチェック項目は以下の2つです。
(1)受験しようとしているのが本人であるかどうか
パスポートや運転免許証といった本人確認書類と自分の顔をそれぞれスマートフォンのカメラで撮影してアップロードし、本人であることを確認します。
チェック開始から試験終了まで席を離れることは基本NGですので、必ず手元に用意しましょう。
もし席を離れてしまった場合はそこで試験終了となってしまいます。
(2) 周りに人がいないか、不要な物がないか
本人確認同様スマートフォンで周囲の環境の写真撮影・アップロードを行いますが、その他にもリアルタイムでの撮影が求められます。
自分の周り360度と机の上と下をゆっくりカメラで映して、監督者に受験の障害やカンニングになるものがないことを伝えます。
私はノートパソコンでインカメラを使っていたため、その場でパソコンを持ち上げて回転しました。
ノートパソコンの方はできるだけ有線の外付けデバイスは使わないことをお勧めします。
腕時計は使用禁止になっています。
試験中の画面に残り時間が表示されるので、そこで確認しましょう。
また、このタイミングで私は逆光気味になっていたためポジションを変更するよう求められました。
試験中
試験が始まったらあとは集中して勉強の成果を発揮するだけです。
目線が画面から外れている時間が多いとカンニングしているとみなされる可能性もあるので、注意しましょう。
私のときはCloud Practitionerの試験終了後に簡単なアンケートを答え、その後すぐに合否の結果が表示されました。
自宅で受けてみてどうだったか
自宅というリラックスしやすい環境であることに加え、遅刻の心配がほぼ0というのはメリットだと感じました。
しかし、やはり場所の確保はハードルが高かったですね。
私の場合はたまたま試験中に家族が全員外出していたことに加え、物を置いていない部屋があったためスムーズに受験できました。
ただ、いつ家族が帰ってくるかわからないという状況にヒヤヒヤしたため、結局自宅での受験は1度だけにとどまり、その後はテストセンターで受験することにしました。
テストセンターで受験しよう
試験前の準備
本人確認書類を必ず忘れないようにしましょう。
忘れてしまうと受験ができなくなってしまいます。
何かあっても良いように私は二種類準備しました。
当日は遅刻しないよう余裕を持って出かけることをお勧めします。
試験前のチェック
テストセンターに到着したら、まず受付を済ませます。
自分の名前とどの時間帯で予約をしたかを伝えれば、対応してくれます。
試験内容の確認と本人確認書類のチェックを行います。
私が受験したテストセンターでは受付後にロッカーに荷物をしまうよう指示され、受験の注意が手渡されました。
ロッカーにしまう際には携帯電話などの電源は切り、つけている場合は腕時計も一緒にしまいましょう。
本人確認書類だけは試験中も手元に置いておくため、持っているようにと指示がありました。
ロッカーへの収納を終えたら、顔写真を撮影します。
この際マスクは外し本人であることが証明できるようにします。
その後、試験中に書き込めるメモ用紙とペンが渡され席に案内されます。
試験中
案内された席の画面に試験内容が表示されているので、違うものではないかを確認したら試験開始です。
周りの音が気になるという方向けにヘッドホンが置かれていますので、必要であれば使用することができます。
また、メモ用紙を使い切った場合や急に体調が悪くなった場合など何か困ったときは、各席に置かれているボタンを押せばスタッフの方が来て対応してくれます。
以前はSolutions Architect – Professionalの試験では終了とアンケート回答後にすぐ合否の結果が表示されたのですが、最近受験したときは結果は後日申し込みをしたサイトで確認するようになっていました。
テストセンターで受けてみてどうだったか
周りにも試験の種類は違えど同じように受験中の方々がいるため、集中をしなければいけないというムードが漂っていました。
私にとってはそれが良い方向に働き、自分の集中力を上げることにつながっていたように思います。
一度自宅での受験を経験していたこともあり、場所に出向きさえすれば受験できる環境が整っているというのは大きな安心感がありました。
余談ですが、気分転換も兼ねて試験後に何か楽しみを作っておくと良いと思います。
私はテストセンター近くのゲームセンターに立ち寄るのを楽しみにしながら、受験していました。
おわりに
簡単ではありますが、AWS資格試験を受ける際の流れをまとめてみました。
メリット | デメリット | |
自宅 |
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テストセンター |
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自宅でもテストセンターでもメリットとデメリットがありますので、スケジュールやテストセンターの場所などを見つつご自身に合うのはどちらか選択しましょう。
本記事を通して少しでも受験の参考になりましたら幸いです。