新卒のうちに身に着けておくと良いこと
弊社に新卒が入社して早2か月が経ちました。
業務に慣れてきたであろうこのタイミングで
先日、課内で「新卒のうちに身に着けておくと良いこと」というお題で勉強会を実施しました。
その際にお話した内容をブログでも発信しようと思います。
目次
はじめに
こんにちは。クラウドソリューション第二グループの namiki.m です。
今回は、課内の新卒向けにお話した「新卒のうちに身に着けておくと良いこと」についてお話していきます。
これを身に着けておくと、以下のようなメリットがあります。
「新卒のうちに身に着けておくと良いこと」とは
上記のようなステキなメリットが得られる「身に着けておくと良いこと」とは、
ズバリ「認識合わせ」です。
認識合わせとは、例えば
任されたタスクのアウトプットイメージが依頼者(上司や先輩、お客様)と合致しているかを確認することです。
なぜ私が新卒のうちに認識合わせを身に着けておくべきだと考えているかというと、
私自身が新卒の時にある失敗をしてしまったからです。
私の失敗談
これは私が新卒の6月頃の出来事です。
私は、当時の上司から資料作りの依頼を受けました。
自社製品と他社製品を比較した結果を資料にまとめ、数日後の会議で報告してほしいという内容でした。
上司が資料におこして欲しい内容を、私なりに聞き出しまとめました。
出来上がった資料を持って会議に挑みましたが、私が作った資料は上司のイメージとは異なった内容になっていました。
その結果、資料は作り直し、会議は再度設置することになり
資料を作成した時間と会議に参加してくださった皆さんの時間を無駄にするという失敗をしました。
この時の私は、自分の何が悪かったのか分かりませんでしたが
自身の行いを振り返った時にその問題に気づきました。
その問題とは
上司から依頼を受けてから会議までの間、上司に一度も資料の内容を見せていなかったこと
つまり、上司と認識合わせをしていなかったということだと気づきました。
認識合わせの例
では、この場合(資料作成)の認識合わせとは一体どんな要素があったかというと
私は主に以下の3つだと考えています。
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当時の私が作成していた製品比較資料に一つひとつの要素を当てはめて見ていくと、以下の通りです。
1. 資料作成が必要な背景
なぜこの資料作成が必要なのか、その意図や背景を確認することを指しています。
当時の私の上司には
「自社製品を売り出すにあたり、他社製品と比較した時のメリット・デメリットを把握しておきたい」
という背景がありました。
2. 資料作成の目的
資料作成の目的とはつまり「この資料をどう活用したいか」という部分のことを指しています。
上司には
「この資料で得たメリットは営業で強く押し出していきたい」
「逆にデメリットは一旦把握しておきながら、空いた時間で改善案を練りたい」
という目的がありました。
3. 資料構成のイメージ
どのようなストーリーで資料をまとめるか、というイメージのことを指しています。
※上記は、資料作成の場合の認識合わせ要素です。
※何かしらの作業について認識合わせをする場合は、作業手順のイメージを上司と擦り合わせることが認識合わせになると考えています。
当時の私は上記のような認識合わせをしていませんでした。
資料作成を依頼されたときに上司から言われたことを言葉通りに受け取り、
その言葉から自分で勝手にイメージした資料を作ってしまっていました。
私はこの失敗を経験してから、常に認識合わせを意識して業務をするようになりました。
認識合わせを身に着けた結果
失敗を経て自身に徹底的に認識合わせを身に着けた結果、私は以下のような効果を実感しました。
その数年後、私は弊社に転職しました。
弊社での始めての案件で当時の上司から認識合わせについて評価をいただきました。
「 namiki.m さんは、これから取り掛かろうとする作業について、手順や成果物のイメージのすり合わせてから作業に取り掛かってくれるから安心して業務を任せられる」
という言葉をいただけたことを今も覚えています。
新卒のうちに失敗から学びを得ておいて良かったと思った出来事でした。
認識合わせのメリット
認識合わせを身に着けておくと、冒頭でもお話した通り以下のようなメリットがあります。
また、認識合わせは自身だけではなく、自身の周りの人にも良い影響を与えることが出来ます。
部下・後輩が認識合わせを身に着けていると、上司・先輩には以下のようなメリットがあります。
終わりに
今回は、「新卒のうちに身に着けておくと良いこと」についてご紹介しました。
この記事を読んでくださった新卒の方はぜひ、認識合わせを意識して身に着けていただけたらと思います。
そうすることで、業務を円滑に進める立ち回りができ、また自信をもって業務対応ができますのでお試しください。
部下や後輩がいらっしゃる方は、認識合わせを身に着けさせるよう働きかけていただけると
ゆくゆくは強い組織づくりに繋がっていくと思いますのでオススメです。この記事を読んでくださった方の参考になればと思います。
また、「こんなことを考えながら日々業務している人がいる企業ってどんな所なんだろう」と思っていただけたら
ぜひアイソルートがどんな会社なのか、ホームページを見てみていただけると幸いです。
