Loading
BLOG 開発者ブログ

2023年12月1日

業務向けモバイルアプリ開発会社の選び方


目次


1. はじめに

こんにちは。
モバイルソリューショングループのonodera.tです。
日頃モバイルアプリの設計&開発に携わっています。
この記事は「アイソルート アドベントカレンダー2023」の 1日目の記事です。

早速ですが、昨今のDX(デジタルトランスフォーメーション)の流れから
PCが使えない営業や現場作業などが多い業務でスマートフォンやタブレットを活用したい!アプリを導入して業務を効率化したい!と考えたことはないでしょうか?

「DX モバイルアプリ 開発」「DX スマートフォン 活用」などで検索してみるとアプリ導入やスマートフォン活用によるメリット・デメリットに関する情報は多く出てきます。
ですが、そもそもスマートフォン活用やモバイルアプリの導入でどんな課題が解決できるのか?自社の課題は解決できそうなのか?どんな企業に相談すればいいのか?という情報は意外と出てきませんでした。

本記事では、まずスマートフォン活用によってできることを説明してから企業の選び方をご紹介していきます。
そのため、下記のような流れでポイントをまとめて順番にご説明します。

スマートフォン活用とは?

業務でのモバイルアプリ活用例

企業のどこをみる?企業選びのポイント


2. スマートフォン活用とは?

スマートフォン活用とは、スマートフォンのあらゆる機能全般を利用して、課題や普段行っている作業などを効率化することです。
一口に活用と言っても様々な方法があるため、この章ではいくつかに分類した活用方法について触れていきます。

コミュニケーションツールとしての活用方法

連絡アプリ・電子メールなどを用いて、チーム・社内連絡を手軽に進められる活用方法です。
メリットとしては手軽かつ素早く連絡ができる点、
フローが確立されている連絡などをフォーマット化などコスト削減が狙える点、
外出先などどこでも利用できる点などが挙げられます。

カメラ・文字認識を利用した活用方法

カメラを用いて外出先で写真を撮って情報として残す、
文字をカメラで読み取ってテキストとして起こすなどの活用方法です。
外出先などあらゆる場所でカメラを使ってデータとして保存、
必要であればPCなどに転送できる点がメリットです。

業務向けアプリの活用方法

業務向けアプリは業務形態に合わせてアプリ開発企業が独自に作成したアプリのことです。
汎用性が高い既に作られているアプリを運用する例もあれば、
業務に合わせて新規開発を依頼するパターンもあります。

既存アプリの活用方法

既に存在しているPC・サーバーなどで運用しているシステムをアプリでも操作できる機能
実際にユーザー向けの店舗などを持っている企業の場合は一般ユーザー向けの情報発信機能、
カメラや位置情報を用いた機能など多岐にわたります。

その他

その他、文書作成・閲覧や位置情報、Bluetooth、音楽・動画再生など
普段何気なく使っている機能でも意外と業務に活かせる場合もあります。


3. 業務でのモバイルアプリ活用例

前章ではスマートフォンの持つ機能を使った活用例を紹介しました。
本章ではその中でも「業務向けアプリ」を利用してどんなことができるかをご紹介します。

まず実際にご自分の立場でどんなモバイルアプリが業務に導入できるか、
現在の業務フローで以下に当てはまるような課題・悩みがないか考えてみてください。
当てはまる場合、スマートフォン活用で解決できる可能性があります。

例. )普段社内ではPCで管理している情報を、PCが持ち歩けない出先では入力できないため帰社してから再入力している

→データ管理用モバイルアプリなどを導入することで、出先からデータ管理が可能になる

例. )紙媒体の資料に不備がないか人力で確認・整理する作業があり、コストやヒューマンエラーが課題となっている

→カメラからテキスト読み取り、内容チェックを行うことである程度機械的に判別できコストも削減できる

例. )昔のデータが紙媒体で保存されており、データ移行したいが手入力にコストがかかるため移行できない

→カメラからデータを読み取りデータ化して整理、今後はPCで管理できるようになる

モバイルの強みとしてデータの簡易入力、オンラインへの転送と保存、機械的なチェックによるイージーミスの解消が挙げられます。
この強みを活かしたアプリを検討する場合、既存アプリで対応しきれない場合は新規アプリ開発を検討する必要があります。


4. 企業のどこをみる?企業選びのポイント

ここまでの内容から、日頃の業務にどんな形でモバイル活用できるかイメージができてきたかと思います。
上記の活用方法を確認した上で、既存のアプリやスマートフォンのデフォルト機能でなど対応しきれない場合は、
自社の業務に合わせて設計されたモバイルアプリ開発・導入することで解決できる可能性があります。
モバイルアプリの開発は自社内にエンジニア部門を用意することで開発も可能ですが、
初期コストや時間が多くかかりやすいです。

そこで以下では、モバイルアプリ開発を企業に依頼する際に企業のどんなポイントを見るべきかをまとめました。
コスト感やアプリに対して何を求めるかをイメージしてから読んでみてください。

技術力

一概に測りづらい要素ですが、出来上がったアプリの品質に直結するため非常に重要です。
確認方法として以下が挙げられます。

  • リリースされているアプリがある場合は口コミなどを見る
  • 公式サイトやブログなどがある場合は充実加減を見てみると判断できる
  • 取引実績や取引先企業を確認する

自社製品の有無

自社製品とは、顧客それぞれに合わせたアプリを用意することが前提ではなく、
一つの製品としてアプリを作って複数の顧客に提供するものを指します。 
自社製品がリリースされて長く続いている場合、それだけ品質が良い商品を提供できている証拠です。
製品をよりよく運用するノウハウも蓄積されているでしょう。
また、どんな企業・業界のアプリを作っているかを確認しておくとどんな分野の経験、技術が得意かも分かります。

開発実績

企業によって、どんな顧客に対してどんな開発をしてきたかサイト内に記載がされています。
開発実績が豊富であったり、開発規模が大きい実績がある場合は
開発ノウハウが蓄積されている企業であることが分かります。

開発形態

アプリ開発企業によって、アプリを作る際に「どのくらいのコード量で実装するか」が異なります。
コード量が少ない「ローコード」「ノーコード」の場合はコストが少なくて済む代わりにカスタマイズ性が落ちるデメリットがあります。
コード量が多い「フルスクラッチ」の場合はカスタマイズ性が高く細かい要望に合わせられる代わりに、コストが高くなるデメリットがあります。
どんな形態かを知りたい場合は企業のサイトを見る、企業に直接問い合わせてみるなどで分かります。

コミュニケーションの質

実際に開発を進める場合はどんな機能を作りたいかのやり取りを頻繁にすることになります。
企業サイトの充実具合や社員紹介などをみてみると参考にはなりますが、
問い合わせ可能な企業であれば、実際の回答を見てみると参考になります。

最後に、アイソルートの製品や取り組みを簡単にご紹介いたします。
CLOUDFLAGサービスページ
モバイル活用専門のサービスページです。
モバイルアプリ以外にも様々な分野での開発事例紹介が載っています。
CLOUDFLAG導入事例
実際の導入事例になります。様々な業界のニーズに合わせた適切なシステムを提供しています。

SmartGEMBA巡回点検
SmartGEMBA巡回点検詳細・導入事例
タブレットやスマートフォンを点検作業の現場でご活用頂く、アイソルートが開発したモバイルアプリ製品です。

SmartFMC
スマートフォンを使って、オフィス内線電話機能を外線として利用できるアイソルートが開発したモバイルアプリ製品です。
アイソルート公式ページ
アイソルート提供サービス一覧
その他、アイソルートで取り扱っているサービス一覧になります。
アイソルート開発者ブログ一覧
本記事も載っている開発者ブログ一覧ページです。技術的な話題から社会人としての意識の持ち方など、様々な記事が載っています。


5. さいごに

ここまでスマートフォン活用、モバイルアプリ活用事例、開発企業の選び方について紹介してきました。
企業の選び方について様々なポイントがあると説明しましたが、
最終的に依頼するかどうか迷った場合はまずは企業にお問い合わせしてみるのがおすすめです。
その際に要望を合わせて伝えるとスマートフォン活用のプロたちが適切な導入方法を提示してくれます。

スマートフォン活用やアプリ導入は考えることが多いですが、導入した際のメリットはとても大きく業務フローの大幅な改善につながることが多いです。
スマートフォン活用やアプリ開発を考えて企業選びする際はぜひ本記事を読み返していただけると幸いです。

onoderaのブログ