Loading
BLOG 開発者ブログ

2024年4月19日

Apple Vision Proのココがスゴい!スペック・機能・活用例を紹介

出典:Apple Vision Pro – 公式サイト

こんにちは、onodera.tです。
本記事ではApple Vision Proのスペックや機能、活用例について紹介していきます。
「Apple Vision Proってどんな製品?」「どんなことができるのか?」と気になっている方は是非ご一読ください。

目次

 

Apple Vision Proとは?

Apple Vision ProはApple社によって2023年6月に発表され、アメリカでは2024年2月に発売された「空間コンピュータ」です。日本では2024年下半期に発売されると発表されています。
これまでのコンピュータは平面の画面をインターフェースとして用いていましたが、「空間コンピュータ」は3次元空間をインターフェースとして用い、手の動作に加えて視覚聴覚も使う、体験しながら操作する新しい形態のコンピュータと言えるでしょう。
これまでApple社がMac、iPhone、iPad、Apple Watchなどの製品を通して蓄積してきたノウハウ・技術を土台として制作されており、「無限のキャンバスを作り出す」「これまでにない空間体験を生み出す」と紹介されています。

Apple Vision Proが登場 — Appleが開発した初の空間コンピュータ

セールスポイントとして、複数のカメラ・センサーを用いて4Kテレビ以上の解像度で表示されるディスプレイや、空間から聞こえてくるようなオーディオ、自分の頭・手・視線の動きを検知する機能などが紹介されています。
日常生活での利用や業務効率化、空間そのものを利用した新しい体験、遠方とのコミュニケーション、エンターテインメント利用など、今後様々な利用方法が開拓されていくと言われています。

Apple Vision Proのスペックについて

出典:Apple Vision Pro – 公式サイト

Apple Vision Proのスペックについて紹介していきます。

ディスプレイ

ディスプレイの提供はSONYが行っており、片目だけで4Kテレビを超える画素数を誇っています。
Apple Vision Proは直接周囲の現実世界を見るのではなく、カメラで捉えた映像に情報・3Dモデルを加えてディスプレイ上に投影します。
この高解像度ディスプレイを用いることで、まるで現実世界をそのまま見るような体験を得ることができるでしょう。

カメラ・センサー・マイク

Apple Vision Proには複数のカメラ・センサー・マイクが搭載されています。
周辺の空間や音声、体の動きなどを立体的に認識することで、限りなく現実世界に近い情報を構築して表示することが可能になっています。

オーディオ

先ほど触れた複数のカメラ・センサーを用いて周囲の状況や耳の形状などを解析し、
まるで実際の場所から音が聞こえてくるような体験ができると紹介されています。

バッテリー

公式からのスペック紹介では通常利用で2時間使用可能とされています。
電源に繋げば常時利用可能と紹介されているため、座って利用する場合などは電源に繋げて利用することになりそうです。

 

Apple Vision Proの機能・活用例について

次にApple Vision Proの機能と活用例について紹介していきます。

出典:Apple Vision Pro – 公式サイト

3Dモデルの描画

Apple Vision Proの機能に触れる上で基本になる機能のため最初に紹介します。
Apple Vision ProのOSには3Dモデルを描画するフレームワークが組み込まれており、取り込んだ3Dモデルを任意の場所に表示することができます。
この機能を利用することで、例えば部屋の模様替えをする前に目の前に家具を置いて見た目を確認する、ディスプレイが置けないような狭い空間で壁に仮想ディスプレイを配置して作業をする、アニメのキャラクターを配置することでまるで自分の部屋にキャラクターがいるような体験をするなど、様々な利用方法が可能になります。

3次元映像の撮影・録画

Apple Vision Proは複数のカメラを用いて周囲の空間を3次元映像として撮影・録画することが可能です。
これまでは自分が体験した出来事を2次元の画像・映像として保存しており、後から見返す場合は平面上の情報を見るしかありませんでした。
この機能を用いることで、まるでその場にいるような体験を誰でも、何度でも体験することができます。
例えば、祝い事やイベントなどを何度でも見直したり、直接参加できない人にその場にいるような感覚を体験してもらうこともできるでしょう。

オブジェクト認識機能

先ほど触れた通りApple Vision Proは映像を3次元として保存することが可能ですが、空間の構造を正確に読み取り、オブジェクトがどんなものなのかを認識する機能も持っています。
現状では床や壁、天井、椅子や窓など家の中の構造物が認識できるようです。
これらの機能を使って、自分の家の見た目を自由に変えて模様替えを楽しむこともできそうです。

手や目の動きを利用した直感的な操作

Apple Vision Proはセンサーを利用して、手や指の動きを認識して3Dモデルを移動させたり、目の動きだけで何を見ているか認識することが可能です。
Apple社の代表的な商品であるiPhoneなどは取扱説明書が不要なほど直感的な操作が可能となっていますが、Apple Vision Proも直感的な操作感で利用することができそうです。
また動作自体もかなり細かく認識しているようで、手に関しては関節や指の動きなどを20箇所以上も認識しています。
例えば人差し指と中指の2本だけ立てた場合を検知した際は写真を撮る、注視した3Dモデルを目の動きだけで移動させるなど、様々なことができそうです。

外部端末との同期

Apple Vision ProはMacやiPhone、物理キーボードとの接続が可能です。
ARデバイス上を利用する際によく取り上げられるデメリットとして、仮想キーボードが触感として感じられずタイピングしづらい点が挙げられます。
外部端末や物理キーボードをつなげることで「仮想画面を見ながら、物理キーボードを操作して反映させる」ということも可能になるでしょう。

 

まとめ

ここまで、Apple Vision Proのスペックと機能についてまとめました。
Apple Vision Proを用いることで「空間の活用」「現実世界への情報フィードバック」「3Dでのリアルな体験」「エンターテインメント体験の進化」など様々なメリットを得ることができそうです。
さらに詳細なメリットや、使い方のアイデアに関しては後日別の記事として投稿予定です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
今後もApple Vision Proに関する記事を出していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

onoderaのブログ