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BLOG 開発者ブログ

2017年8月9日

Google for Mobile I/O RECAP 2017に参加してきました!

こんにちは!iOS, Androidの開発を担当しているimai.kです!

今回は、8/3に行われたGoogle for Mobile I/O RECAP 2017に参加してきましたので、体験レポートです!

Google for Mobile I/O RECAP

はじめにイベントの立ち位置ですが、日本時間の5月18日に行われましたGoogle I/O 2017の”おさらい”をするイベントです。
また、”for Mobile”と銘打たれていますので、モバイルに関して深掘りしていくいうのが目的かと思います。

私が聞いた発表は主に以下に関する内容です。
・Android
・Firebase
・TensorFlow
・GCP

さて、それでは早速発表についてレポートしていきます!

1. Android

次期Androidのバージョンである「Android O」、Androidの開発環境である「Android Studio」に関して発表がありました。

Android O

Android Oで「何が変わるか、何に気をつけないといけないか」をメインターゲットにした内容でした。

Android Oの公式サイトでも説明がありますが、

バックグラウンド時のアプリの動作制限やUIの変更、メディアの取り扱いや近距離通信に関する新機能など、開発者だけでなくプロダクトに携わる人は知っておくべき情報が共有されていました。

特にバックグラウンドの制限事項についての変更は、Androidユーザーにとってはとてもメリットが大きいですが、

アプリ開発上はとても気をつけないといけないところではないでしょうか。

また、今回追加される中で個人的に一番気に入っている新機能はAdaptive Iconsです!

とても多くの端末に搭載されているAndroidですが、アプリのアイコンを「端末に合わせていい感じに」表示してくれるAdaptive Iconsはとても魅力的です。

Android Studio

開発環境(Android Studio)に関しては多くのアップデートがあります!

・Kotlin

一番注目すべき部分はKotlinの正式なサポートですね!今までKotlinを開発に取り入れることに抵抗があった方や、取り入れたいけど。。と悩んでいた方にとっても嬉しいことではないでしょうか?

・レイアウトツールのアップデート

アプリを実行した時にレイアウトが崩れている、ということは良くあるかと思いますが、新しいAndroid Studioではレイアウトを組みながらエラーが表示されます。また、サンプルデータをツール上から確認することもできるので、開発効率もとても上がりますね!

・プロファイラー

プロファイラーについても大きく変更がありました。

NetworkやCPU、メモリに関する情報を詳細に見ることができるようになっています。

例えばNetwork ProfilerはChromeのデベロッパーツールのように通信タイミングなど確認することができ、Web開発経験のある方もとっつきやすいのではないでしょうか?

また、Memory ProfilerではGCのタイミングやヒープに格納されているオブジェクトの参照元・先が簡単にわかるようになっており、保存されている画像をそのまま見ることもできます。

・ビルド

ビルド速度もさらに改善されています。また、Java8も正式にサポートされるようになりました。

現在公開中のプレビュー版(Canary)のAndroid Studioで体験できますが、私もまだまだ使ったことがない機能もあります。是非色々と触れて、新しいパワーを感じてみたいと思います。

(Memory Profilerのグラフ)

2. Firebase

昨年のGoogle I/Oで大きな進化を遂げたFirebaseですが、今年もいくつか発表がありました。

その中でもメインは”Firebase Performance Monitoring(以下、FPM)”ではないでしょうか。

(FPMは8/3現在、βリリースされているFirebaseの新機能です。)

FPMは文字通り、アプリの”性能”を計測することに特化したサービスで、アプリの起動速度や通信速度などを簡単に計測することができます。

計測したデータはFirebaseのコンソールから簡単に確認することができ、アプリのボトルネック解消やさらなる性能向上に役立てることができます。

今回の発表の中では、FPMをどのように使ってアプリを改善するか?というようなユースケースの共有もあり、Googleのノウハウを知ることができるいい機会でもありました。

Googleによると、ストアで高評価をつけるユーザーがアプリのどんな部分に魅力を感じたかというと、

ほとんどのユーザーはアプリがサクサク動くかどうかというところを評価しているようです。そのためFPMを使いアプリのボトルネックを解消し、動作速度を改善することでストア上の評価を上げることに直結するのではないでしょうか?

3. TensorFlow

もっとも力が入っていたのはTensorFlowについての発表だったのではないかと思います。

TensorFlowはマルチプラットフォームに対応した機械学習のOSSで、現在Machine Learning系のOSSの中でトップの位置につけています。(Githubのスター数調べ)

TensorFlowには学習モデルを簡単に切り替えたり、学習の成果を確認できるツールが用意されており、

そういった部分がTensorFlowを上位に押し上げている要因であるように感じます。

今回はTensorFlowの”今”やTensorFlowを使えば“簡単”にMLを実践することができるという内容が目立ち、

Googleのクラウド(Google Cloud Platform)上ではCloud TPUという、MLを高速化させるためのプラットフォームも提供されてきていることからも、さらなるTensorFlowの拡大が期待されます。

また、TensorFlow自体の紹介だけでなく、Androidなど比較的処理能力の低いプラットフォーム上でのTensorFlow実行事例も紹介されていました。

AndroidでTensorFlowを動かすには若干ハードルがあるとのことでしたが、今後提供されるAndroid Neural Network APIとTensorFlow Liteというバイナリが揃うと、その障壁がグッと下がるとのことです。Android開発者としては、とても心踊る内容でした!

4. Google Cloud Platform

最後にGoogle Cloud Platform(以下、GCP)についても、いくつか紹介がありました。

特別新しい発表はありませんでしたが、GCPのコンピューティング、ストレージに焦点をあて、広く浅くサービスが紹介されていました。

その中でも個人的に気になったのはContainer Builderについてです。今後是非活用していきたいと思います。

〜最後に〜

イベントでは発表だけでなくVR/ARの体験コーナーもあり、最新のガジェットに触れることもできました。

最新技術を届ける!というGoogleの気合を感じましたね!

以上、駆け足ではありましたが、Google for Mobileについてお送りいたしました!