visionOS 2 がリリースされたので Apple Vision Pro で実際に触ってみました
はじめに
こんにちは。
モバイルソリューショングループのkadekari.nです。
弊社ではApple Vision Proを購入し、技術検証やアプリ開発を進めております。
2024年6月、WWDCにてvisionOS 2が発表されていましたが、ついに 9月17日に公式リリースされました。
visionOSとはApple Vision Proに搭載されるOSで、今回初めてのメジャーバージョンアップとなります。
すでにbeta版は配信されていますが、弊社の実機はまだvisionOS 1.3なので、
実際にアップデートを行い、追加された機能や変更点をチェックしていこうと思います。
目次
- visionOS 2のアップデート内容
- 実際に触ってみた①写真アプリ
- 実際に触ってみた②新しいジェスチャ
- 実際に触ってみた③ホームビューカスタマイズ
- 実際に触ってみた④Apple製品との接続
- さいごに
visionOS 2のアップデート内容
まずアップデートの前に、visionOS 2のアップデート内容を見ていきます。
公式ページで公開されている情報で確認しました。
visionOS 2 – Apple公式
Apple Vision ProのためのvisionOS 2、本日提供開始 – Apple公式
メジャーアップデートということもあって多くの機能が追加・アップデートされるようですが、
大きい変更や気になる機能などを中心にピックアップして実際に実機で体験していきたいと思います。
今回は以下に太字で記載する機能を見ていきます。
- Photoアプリのアップデート
- ライブラリの写真が空間写真に
- FaceTime通話時のSharePlayで写真やビデオの共有が可能に
- ライブラリが整理される
- ビデオのトリミングが簡単に
- Final Cut Proで空間ビデオの編集、Apple Vision Proで視聴可能に(※年内登場予定)
- 手のジェスチャーで簡単操作が可能に
- ホームビューのカスタマイズが可能に
- 他Apple製品との接続が広がる
- Mac仮想ディスプレイで4K同様の超ワイドモニターでのディスプレイ利用が可能に(※年内登場予定)
- キーボード(Magic Keyboard, MacBookのキーボード)を認識して表示
- マウス(Magic Mouse, 他社製Bluetoothマウスを含む)を接続して操作可能に
- AirPlayレシーバーで同ネットワーク上のiPhone, iPadのミラーリングが可能に
- ゲスト機能と最終利用者の保存が可能に
- Personaの進化(肌のトーンや服の色彩の進化、新しいアニメーションエフェクトなど)
- トラベルモードにより電車で利用可能に
- Safariの進化
- 動画鑑賞がシアター風に
- 他にもApple Vision Pro専用の操作追加
- その他機能追加や進化など
- Apple TVアプリで一度に複数の試合観戦可能に(※年内登場予定)
- 新しい環境「ボラボラ島」が追加
- マイクを見つめて音声入力可能に
- マインドフルネスの進化
- コンテンツの安全性強化
- Apple Musicの進化
- アクセシビリティの強化
- クリックルックでオブジェクトの配置が可能に
アップデート方法
Apple Vision Proのアップデートは他Apple製品と同様のやり方で実施することができます。
設定アプリの「一般」>「ソフトウェアアップデート」から実行可能です。
実際に触ってみた①写真アプリ
写真アプリは、まず全体的なデザインが一新されています。
今回、visionOS 2と一緒にiOS 18も配信がされていますが、写真アプリはiOS 18と同じようなデザインになっています。
「コレクション」もiOS 18と同様に標準を好きなようにカスタムできるようになっていました。
実際に触ってみた②新しいジェスチャ
次に新たに追加したジェスチャを試しました。
visionOS 2にアップデート後、Apple Vision Proを起動した際に早速案内が出てきました。
案内の通り、自分の手を見つめると新しいアイコンが表示されました!
これまでだとコントロールセンターや物理ボタンを押してホーム画面に戻っていましたが、
今回のジェスチャ追加により、ホーム画面の表示や音量操作などが操作数少なくできるようになりました。
実際に触ってみた③ホームビューカスタマイズ
続いてホーム画面のアイコンの並び替えです。
これまでは固定だったアイコンがスムーズに入れ替え可能になりました。
ページ間の移動も可能でiPhoneとかなり似た操作感だと感じました。最初は少しページ間移動に苦戦しています↓
実際に触ってみた④Apple製品との接続
まずはMagic Keyboardと接続をしてみました。
公式ページでは、Magic Keyboardがどの環境で表示される、と書かれていたので「環境」モードで接続してみました。
キーボードとの接続は設定アプリからBluetooth接続を行うだけなので、Mac等と同様の操作感で接続できました。
今回はメモ帳アプリを起動して操作感を試してみました。
メモ帳アプリで文字入力を行おうとすると、通常はこのようなキーボードが表示されます。
ですがMagic Keyboardを接続していると、このような見え方になりました!
キーボードがうっすら見えているところに自分の手をかざすと、浮き出るように登場しました。
キーボード入力は、かな入力も英字入力も問題なく行えました。
続けて、Apple Vision Proの予測変換を試しました。
Magic Keyboardで打ち込んで、Apple Vision Pro上で予測変換結果を選択して行きます。
簡単な文章であれば、予測を出してくれました!
さいごに
今回は Apple Vision Proを visionOS 2にアップデートして実際に触ってみました。
メジャーアップデートということもあってデザインが変わったり、新たな機能が追加されたりしていました。
まだまだやれることは少ないApple Vision Proですが、ここからさらに進化して使いやすく便利なものになっていくのが楽しみですね。
弊社ではApple Vision Proの活用方法提案やアプリ開発に取り組んでいますので、
今回追加された機能の活用方法や追加されたらいい機能など、引き続きApple Vision Proの活用策を考えて行きたいと思います。
