Loading
BLOG 開発者ブログ

2025年4月14日

AWS Solution Architect Associate資格の勉強ガイド

目次

こんにちは。
クラウドソリューショングループのkongsです。
2025年1月にAWS Solution Architect Associateの資格試験に合格しました。
その過程で非常に重要だと思った情報を学びましたので、この記事を通して皆さんと共有したいと思います。

Cloud Certified PractitionerとSolution Architect Associateの違い

AWS Cloud Certified Practitionerは、深い技術的専門知識を必要とせずに、基本的なクラウドの知識だけを学習するイメージと近いです。
例えばAWSのサービス、クラウドの概念、課金や価格設定など、AWS の基礎を幅広く理解し、エントリーレベルの認定となります。

対照的に、AWS Solution Architect AssociateはAWS でアプリケーションとシステムを設計する実践的な経験を持つ個人を対象とした、より技術的な認定です。
アーキテクチャのベストプラクティス、コスト最適化、スケーラビリティなどの問題を解決し、重点を置いています。
クラウドエンジニアを目指す人にとって、次に取得すべき資格だと理解しています。

試験の内容を分析すると、ただ知識を覚えることにより、実際のシナリオを理解してから、適切な回答またはソリューションを提案する形式になるため、レベル感が違うと感じました。

試験を理解する

まず、試験全体の形式を理解することが重要です。
AWS Solution Architect Associateの試験形式は、65問の複数選択問題で構成され、試験時間は130分です。
試験の勉強と準備には、1か月間で50時間を割り当てることをお勧めします。
(1か月以上準備時間をかけると、逆に知識の保持が難しくなる場合があります。
特に、学んだ知識を実際に使用しない場合はその傾向が顕著です。)

時間に余裕がある場合は、AWSのコアサービスに関するラボに挑戦することを強くお勧めします。
(例: S3やデータベースストレージサービス、EC2やその他のコンピューティングサービス、ネットワーク関連サービスなど。)

それ以外のAWSサービスについては、ビデオを視聴することで経験を積むことができます。
(サービスによってはコストが発生する可能性があり、実際に手を出しづらいものがあります。そのため、実際にサービスを試す必要がなく、ビデオ視聴はとてもおススメです。)

問題のパターンを知る

以下に、頻繁に出題される4種類のシナリオ問題を紹介します:

①開発や管理負荷が最も低い:開発が必要な時間や労力、また管理が最小限で済むソリューションを選択します。
(インフラの展開や管理を含む場合があります。サービスを使用して問題を解決できても、その後の管理が必要になることを考慮しましょう。)

②運用コストが低い:最も低い運用コストで実現できるソリューションを選択します。
(高コストなサービスを把握しておくと役立ちます。)

③安全性が高い:最も安全性が高い案を選択します。
(問題内容は安全性に関連する機能やサービスと結びついています。)

④高可用性とフォールトトレランス:予期しないシナリオにも耐え、最小限の中断で対応できるソリューションを選択します。

シナリオベースの質問が頻出するため、問題の目的を理解することは試験準備において非常に重要です。

その他の準備

以下は、自分が非常に役立つと感じた準備方法です。
可能であれば、ぜひ試してみてください。
(重要度と効果の順に並べています。)

① AWS Skill Builderの模擬試験を活用する

前回の記事でも紹介しましたが、AWS Skill BuilderではAWS Solution Architect Associateの模擬試験セットが無料で提供されています。
(ただし、20問のみです。)

この模擬試験を本番の試験のように解答してみてください。
一問あたり約2分の時間を設定することをお勧めします。
解説も付いており、非常に手厚い内容になっています。

②説明やディスカッションがある過去問の練習サービスを利用する

過去問練習サービスを利用する際は、正解がなぜ正しいのかを明確に説明しているサービスやディスカッションがあるものを選びましょう。
自分の場合は、S3をバックアップソリューションとして新規作成するという質問に困惑しましたが、ディスカッションを確認することで、バケットを作成しても古いデータはバックアップされないと理解しました。
このように、正しい答えと正しいと思った答えの違いが細かいながらも重要なポイントとなる場合があります。

最後に

個人的には、AWS Solution Architect Associate認定はAWS Cloud Practitioner認定と比べて大きなステップアップだと感じました。
ただし、十分な準備と学習があれば達成可能な資格と思います。
興味がある方はぜひ挑戦しましょう!

kongsのブログ