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BLOG 開発者ブログ

2018年2月11日

Droidkaigi2018 参加レポート(2/2日目)

こんにちは。
クラウドソリューショングループのwatanabe.tです。

昨日に引き続き、Droidkaigi2018 2日目の感想その他もろもろを書いていきます。

昨日の記事はコチラ -> Droidkaigi2018 参加レポート(1/2日目)

Droidkaigiについてはこちら -> Droidkaigi2018

イントロダクション

昨日のパーティーは非常に盛り上がりましたね。
なぜか途中からマリカが始まりましたが……

自分とはまた異なった、サービスを開発・運営している人たちの話を聞くことができたのは、
非常に良い経験になりました。

それでは、昨日に引き続き、参加したセッションの中から気になったものを幾つかご紹介。

はじめてのKotlinハンズオン

長澤 太郎さん

Androidが正式にKotlinをサポートしてだいぶ経ちましたが、
そのKotlinを基礎から学ぼう、というセッションでした。
僕は自己流でKotlinを勉強していた点もあったため、より深く知るために参加しました。

Kotlinの開発環境をわざわざ用意しなくても気軽に試すことができる、Try KotlinというWebサービスがあるようです。
今回はローカルに開発環境を用意する事前準備無しで、ハンズオンを行うことができました。
https://try.kotlinlang.org

発表の中で特に興味深かったのは、拡張関数とnull安全に関してです。

拡張関数

クラスを継承せずとも、既存のクラスを拡張できる機能です。
「このクラスにこんなメソッドがあったら便利だったのに……」という悩みを解決してくれます。

標準のStringクラスやIntクラスなども拡張することで、便利な関数を増やすことができます。

ただし、これに頼りすぎると新しくクラス等を切り分けたほうがいい場合などを見落としてしまう可能性があるため、注意が必要ですね。

null安全

Javaにはなかった機能で、実行時にnullになって落ちる可能性がある処理がある場合、
コンパイル時にエラーになってくれる機能です。
nullチェック漏れをなくすことで、Null Pointer Exceptionを防ぐことができますね。

もちろんnullになる可能性があるのが正しい場合もあります。
その場合は?をつけることでnullableになり、nullを代入することができるようになります。

他にも多くの便利な機能がKotlinにはあるようです。
これらをうまく使いこなして、可読性・メンテナンス性が高いコードを書けるようにしていきたいですね。

具体的な内容に関しては、以下のリンクからスライドを確認できます。
スライド

Android Things codelab

こちらは実際にAndroid Thingsがインストールされた基盤を使用してのハンズオンでした。

以前からIOTには興味がありましたが、なかなか手は出しにくいもの。
しかしAndroid ThingsはAndroid Oの派生バージョンなので、そのままAndroidのネイティブアプリを書くように、
Android Things上で動くアプリを書くことができます。
(もちろん、基盤を組んだりするスキルは必要ですが)

こちらの基盤を用いて簡単なアプリを幾つか実装しましたが、本当に簡単に書くことができますね。

ちなみに、隣の方はタッチパネル部分に鍵盤を表示してピアノアプリを実装してました。
そんなものも短時間でできてしまうなんて驚きですね!

アンケートに応えるとおみやげにこんなものまでいただけました。
Raspberry Piなどに装着して、LEDやタッチボタン等を制御できるRainbow HATです!

最後に

今回はKotlin, Android Thingsなどの流行りものに多めに参加してみました。
また、ハンズオンにも多めに参加してみましたが、やはり自分で実際に手を動かして体験することができる、
というのは大きな魅力ですね。

来年は僕も登壇したい、そう思った2日間でした。

以上、Droidkaigi 2018 2日目のレポートをお送りしました。

watanabe.tのブログ

クラウドソリューショングループ所属

昔はモバイルアプリ開発を、今はGCP, AWS, Firebaseなどのクラウド周りの提案/開発を行っているエンジニアです。

AWS認定ソリューションアーキテクト取得しました!